友達が、ある広島で有名な占い師さんのところで占ってもらったことがあるんです。
その時こんなことを言っていたんです。
「今までの恋愛は、相手はかなり白黒をはっきりつけてきたような人ばかりだった。でも、占い師さんとの出会いによって、そうじゃないんだというふうに感じるようになった。なんかグレーもあるのかも、そういう意識が出てきたみたい」
これを聞いた時、この表現はかなり文学的だなぁ、なんて思ってしまいました。
この表現は、わかりやすく言うとどういうことだろうか考えさせられたんですよね。
「たとえば従来の籍を入れるという結婚ではなくて、自分で気づかなかったけれど、私自身がちょっと別の意識をもっていることに気づいた。」とも言っていました。
ただ、未来を予測するだけが占いではないんですね。
相談者の知らない内面を、解き明かすのが占い師さんの役目のひとつなんですね。
心理学用語で、「ジョハリの窓」というのがあります。
「ジョハリの窓」では人間の内面は、4通りに分割できるんだそうです。
①相手も自分も知っている自分。
②相手は知っているが、自分は知らない自分。
③相手は知らないが、自分だけが知っている自分。
④相手も自分も知らない自分。
占いは、その4つの自分を教えてくれるんです。占いを受けてみて自分の知らなかった自分を発見して、それがきっかけで物事が好転していったなんてことはよくある話らしいです。
「自分も知らない自分」を占いで見せられた時、「そんなことはない」と否定するか、「そうなのかもしれないな」と耳を貸すことができるかは、聞く側次第なのでしょうけどね。
でも、占いをしてもらって、自分の知らなかった自分を発見できるだけで大収穫のような気がします。
自分の知らなかった自分を意識することで、きっと人生が良くなるはずですからね。